僕は正義の味方だ。でも勘違いするな、僕は決して君の味方ではありません。
いじめられたら助けてあげたいけど、それはいじめる方が悪かったからだけだ。
もし君がいじめる役を選んだら、僕は必ず君の敵になる。
悪く思うな。僕はただ冷静に考え、正しい方の力になるだけだ。
この世界の人間は正と不正に分けられているわけではない、それはわかってる。
仲間だって、正の一面があれば、不正な一面もある。
なんにしろ、正と不正の定義自体も、あいまいになりつつある。
でも僕は、僕こそが正義だ、とあえて考えたくはない。
とすると、誰が正と不正を定義するだろうか。
それはわからない。わかるのは、孤独感だけだ。
無条件で仲間を選ぶことができない僕には、仲間という意味がよくわからないからだ。
そう、僕自分もしょっちゅう不正な一面を見せてしまう。
その時の僕は、だれの味方でもありません。
そんな時は、ほうっといてほしい。
時間がたったら治るから。
もう一度正義の味方の顔つきになったらまた声をかけてください。
しかし、今の僕は、正義の味方の顔つきどころか、時間の味方の顔つきをしているだろう。
顔に刻んだ時間の流れ。
心に染まった永遠まで伸びるこの一瞬の色。
終わりがるような終わりがないような、
始まりがあるような、始まりがないような透明な客観的さ。
それは雨の点滴と同じ色をしている。
苦しみの涙と喜びの涙も、そして悲しみの涙も、
同じ色をするだろう。
Wednesday, July 25, 2007
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