Monday, March 22, 2021

レジ袋の利用は環境問題に繋がりますが、そのコストを個人消費者に課する筋がないと思う。消費者が便利を求めて、企業がその市場で儲かるためにレジ袋を提案して売り出した訳だ。消費者が求めているのは「便利」であり、レジ袋ではない。

プラスチックは素晴らしい発明だと思う。本来なら軽くて長持ちという特徴を最大に生かすべきですが、資本社会は「安さ」という特徴に噛み付いた。

シングルユースプラスチックが問題なら、何回も繰り返して使えるようにすればいい。クリーニング屋さんにホワイトシャツを出したらプラスチックのハンガーで仕上がるけど、ハンガーは基本的にお店に返したら再利用される。

レジ袋もハンガーのようにちゃんとした袋を製造すれば返却できるようにすればいい。もちろん回収や消毒などはコストがかかる。けど、それは「便利」で稼いでる企業が本来考えるべき課題です。仮にレジ袋が全面に禁止されたらオレは恐らく店舗にカバンを持って行くじゃなくて、アマゾンで買うことにする。

レジ袋を有料化しても、レジ袋を提案した企業のビジネスモデルになんの変化もなく、逆に環境問題をレジ袋を使用する消費者に転嫁できてしまった。レジ袋を有料化せずに、提供側に課税してレジ袋の「安さ」を無効化できれば袋の回収や商品の配達のコストが妥当にみえてくるじゃないか?

追伸。レジ袋の代わりにトートバッグを使う方が多いですが、プラスチック廃棄問題とは別の環境問題ですが、トートバッグを製造する為のエネルギーとレジ袋を製造する為のエネルギーを比較すればトートバッグは素材によってレジ袋の50〜2万倍だそうです。つまり、トートバッグ2枚持っていればすでに一生分のレジ袋を超えてる。レジでホイホイ売るものではありません。