Saturday, June 18, 2005

本物の祭りといえば、ほとんど宗教関係の祭りでしょう。
国もそれぞれの祭りがあれば、それが名物になり、外国の方が見物しに来るでしょう。
だが、シンガポールは、宗教がないのだ。信じる人がいないではなく、国としては、宗教関連の祭りだったら、××祭りはシンガポールの祭りだ、とは言わなく、あくまでも○○宗教の祭りだ、との感覚が強いと思う。つまり、シンガポールは本物の祭りがない。だからシンガポールは必死に祭りを作ってる。たとえば、旧暦のお正月の頃は、CHINGAYというのがある。オチャードの道路を封鎖して、人が踊りながら、Floatというある主題を元に飾ったお車を通わせる祭りだ。旧暦のお正月は、ここの中国系が祝ってるけど、こういうCHINGAYのような祭りは、ないのだ。それどころか、本当にあるのは、花火。でもシンガポールは一般人は花火の使用は法律により禁じられてる・・・

祭りを見ながら育てた人にとって、これは変かもしれないが、綺麗なシンガポールの奥は、こういう虚無さだ。祭りがないせいか、他国の人が放射している熱情は、シンガポール人には感じられない、と思う。やっぱり、人間には祭りが必要、かな。

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