Wednesday, July 25, 2007

僕は正義の味方だ。でも勘違いするな、僕は決して君の味方ではありません。

いじめられたら助けてあげたいけど、それはいじめる方が悪かったからだけだ。

もし君がいじめる役を選んだら、僕は必ず君の敵になる。

悪く思うな。僕はただ冷静に考え、正しい方の力になるだけだ。

この世界の人間は正と不正に分けられているわけではない、それはわかってる。

仲間だって、正の一面があれば、不正な一面もある。

なんにしろ、正と不正の定義自体も、あいまいになりつつある。

でも僕は、僕こそが正義だ、とあえて考えたくはない。

とすると、誰が正と不正を定義するだろうか。

それはわからない。わかるのは、孤独感だけだ。

無条件で仲間を選ぶことができない僕には、仲間という意味がよくわからないからだ。

そう、僕自分もしょっちゅう不正な一面を見せてしまう。

その時の僕は、だれの味方でもありません。

そんな時は、ほうっといてほしい。

時間がたったら治るから。

もう一度正義の味方の顔つきになったらまた声をかけてください。

しかし、今の僕は、正義の味方の顔つきどころか、時間の味方の顔つきをしているだろう。

顔に刻んだ時間の流れ。

心に染まった永遠まで伸びるこの一瞬の色。

終わりがるような終わりがないような、

始まりがあるような、始まりがないような透明な客観的さ。

それは雨の点滴と同じ色をしている。

苦しみの涙と喜びの涙も、そして悲しみの涙も、
同じ色をするだろう。

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